皆様は桜の花を愛でる時間はございますか?
移動中の車や電車やバスから眺めるだけではありませんか?
もちろん遠くから眺める桜もきれいなのですが、ぜひ近くで桜の魅力を感じ、楽しんでいただきたいです。
私見で何の根拠もございませんが、
特に長く生きている桜の幹は風格があり、その木の懐の入って眺めると、
これから何かを始めるのにきっとプラスになる「始まりの力」のようなプラスのパワーを感じることが出来ます。
私だけでしょうか?
さて、今日は福島県伊達市月舘町の当社事務所近くの桜の木「陣屋桜」をご紹介します。
2017.4.14撮影
この「陣屋桜」は下手渡藩陣屋跡に建っている懐古碑に植えてある桜です。
三池藩が陣屋を構えた当時1800年頃に植えたのか、懐古碑を建てた時1900年頃に植えたのかは分かりません。
懐古碑には、三池藩立花家の系譜、髙橋紹運の岩屋城の戦い、ここ下手渡への移封、
天保の飢饉、立花家の気風などが刻まれていて、
三池藩(現在の福岡県大牟田市)が一時期、この場所に陣屋を構えていたのがわかります。
陣屋は、石垣が少し残っているくらいで、陣屋があった当時の面影を偲ぶものはありませんが、
陣屋の配置図から、何となくその構えを思い浮かべることは出来ます。
今年の陣屋桜は、花が小ぶりですね。
雪が少なく、地中の水分が少ないからでしょうか。
この桜は、花の色が薄く、豪華な花ではありませんが、静かにゆったりと咲く花がとても素敵で、
離れて木全体を見ると淡いピンクに見えますが、近づいて見ると白い花なんですよね。
先人が、この桜を植えたから、今、きれいな花を楽しむことができる。
先人に感謝します。
だからといって、無計画に植えるのはいかがなものかとも思っています。
花がきれいだからといって、無計画に桜や梅などを植えるので、
最近、景色が雑になってきたなと感じる今日この頃です。
桜のシーズンは、もう少し続きます。
お出かけの方は、桜に気を取られて、事故などに合いませんようお気を付け下さい。